笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
お母さんから電話なんてそうそう来ないし…。


「はい、汰一です。 え? はい…。」


な、なんだろう…。

汰一が電話を切るとすぐに、あたしは汰一に声をかけた。


「どうしたの?? 汰一…。」

「テレビを付けろって…。」


汰一はテレビを付けるとチャンネルを何度か変えた後、あるチャンネルで止まった。


「なっ…!!」

「何これっ!!!」

「やられたな…。」


あたしはただ、言葉を失っていた。


「コウに今すぐ連絡しろ!!」


と汰一。

ナカが気まずそうにあたしを見る中、彰が電話をかける。


と同時に、あたしの部屋からケータイの音がする。
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