笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「コウ、まだあなたが女だっていう疑惑はない。 今のところはね。 でも、いつボロが出るか分からない。」

「…どういうこと??」

「保険よ、保険。
もしもそういう疑惑が浮上しても、あなたに彼女がいたら…疑いにくいでしょ??」


普通女に彼女はいないもんね…。

「…だから、このスキャンダルに乗るのよ。」

「でもそれじゃあ…!!」

「だから、時間をあげるわ。 一晩じっくり考えてきなさい。」

「社長…。」

「話はそれだけよ。 早く帰りなさい。」

「でもっ…!!」

「もう行かなきゃいけないの。」


そう言って、社長は部屋を出ていった…。
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