笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「そうなの??」

「あぁ。」


汰一は車を止めて外に出た。
それにつられてあたしも外に出る。


「社長の思い付きはいつも急だし、無茶苦茶だ。」

「…そうなんだ。」


ヤバい、今の棒読みだったかも。

にしても、そういうところはプライベートでも仕事でも変わらないんだ。


「でも、それが外れたことはない。」

「なんで??」

「あの人は、世の中に必要とされてることが分かってる。」


なるほど…。

汰一から目線を反らし、前を向く。


< 139 / 633 >

この作品をシェア

pagetop