笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
☆虹姫 side☆


-昼休み


あたしは汰一のお弁当を持って、屋上へ行った。


「汰一ー、お弁当持ってきたよー。」


そう言いながら汰一の元へ向かう。
当の本人は、柵を背にして眠っていた。


「起きてくれませんかね…?」


ってか誰か起こしてよ!!
なんか…神々しいんだよっ!!!


「汰一ー…。」


うなだれながら汰一の顔を覗き込む。

ありゃま、グッスリだ。


あたしはお弁当を傍らに置いて、そのまま汰一の寝顔を眺める。

睫毛…長いなぁ。
唇とかも…キレイすぎるし…。


「…ん…。」

「ひっ…。」


お、起きた!? ってか起こしちゃった!?
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