笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「なんでお前はそんなに上から目線なんだ。」

「…え??」

「誤魔化すな。」


別に深い意味はないもんね。 ただ、起こしてあげてもいいかなって、思っただけだもんっ。


-グキュルルル…


「「…。」」


あたしのお腹がなかなか豪快に鳴った。

そりゃそうだ。 今はお昼だし、目の前にはおいしそうにお弁当を食べる汰一。

そりゃ、お腹も鳴るよね!?


「ぶっ…くくくっ。」

「ちょっと、そんな笑わなくてもっ!!」


あたし今、絶対顔真っ赤だ。
恥ずかしーっ!!!


「お前、飯は?」

「お弁当教室…。」

「持って来りゃよかったのに。」


と言いながらあたしの口にウィンナーを突っ込む。


「ぅがっ…!!」
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