笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
下に降りると、何事もなかったかのように汰一は召集場所へ、あたしはナカたちの元へと戻っていった。


「虹姫ーっ。」

「わっ、ナカっ。」

「汰一に何もされてないっ!?」

「それさっきも言ってなかったっけ??」

「気のせいじゃない!?」


そうかなー??


「ナカね、ヤキモチ妬いてんの。」

「都。」


都がこっそりと耳打ちしてきた。


「アンタを汰一様に取られるんじゃないかってさ。」

「ええ~??」


有り得ないのに。
ていうか、取られるって…。


「ナカね、虹姫のこと大好きすぎんだよ。」

「ちょっ、照れるからっ。」

「はいはい、ノロケいいから。」
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