笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
早っ…!!


「アイツ運動神経いいもんなぁー。」

「へぇ…。」


そんな気はしてたけどねっ。


「汰一様は頭もいいんだよーっ♪」

「都はなんでそんなこと知ってんのぉ??」

「汰一様ファンをなめちゃダメ。」

「なるほど。」


ファン経由の情報か…。
それにしても、本当に早い。

アンカーはトラック2周なんだけど…体力もあるから、全くスピードが落ちない。


「早いねー汰一の奴。」


彰が感心したように呟いたとき、ちょうど汰一があたしたちの側を走っていった。


「あ…。」


思わず声が漏れる。


だって今…確かに目が、合った…。
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