笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
嘘…。


「こんな多かったっけ?」

「うん。」


彰はあたしの向かいに座りながら頷いた。


「あれ、汰一は??」


仕事かな。


「風呂ー。」


お風呂かぁ。

そう思った瞬間、リビングのドアが開いた。


「あ、ただいま。」

「おう。」


わー、セクシーだよ汰一。
髪の毛濡れてるし。

あー、あたしには刺激強いわー。


「虹姫?」

「なぁに?? 汰一。」

「…お前、風邪引いた?」

「え??」


思わず動かしていた手を止める。

風邪…??


「顔赤いし、涙目だし…。」

「それは…。」


あなたがセクシーだからでは…。
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