笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
☆彰 side☆


うわーっ、俺どうすりゃいいんだっ!?


目の前で気を失った虹姫。

なんとか汰一がキャッチしたからよかったものの…。


「彰。」

「おっ、おうっ。」

「体温計と、冷えピタ持ってこい。」


と言って、汰一は軽々と虹姫を抱き上げた。


「うわー…。」


これはナカに隠しておく…べきだよな。 …うん、この光景が超絵になってることも。


俺は体温計と冷えピタ、スポーツドリンクを掴むと、虹姫の部屋に向かった。


「汰一、持って来たぞー。」

「サンキュ。 そこ置いとけ。」


はーっ、こう行動が早いのとか見てると、汰一が大人なんだって実感するわ。
< 192 / 633 >

この作品をシェア

pagetop