笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
ナカは俺の言葉を無視して、虹姫…いや、虹姫とナカの部屋のドアを開けた。


「汰一っ…!?」


あちゃーっ…!!

俺はそうっと虹姫の部屋を覗いてみる。


うわっ、ナカの顔ひでぇっ!!!
かわいさの欠片もねぇっ。


「って、は!?」


俺は叫び声をあげる。

だって…虹姫のベッドの脇に脱け殻のように脱いであるそれは…さっきまで虹姫が着てたワンピース…。


「お前俺が目を離した約5分で何をしたっ!?」

「何って…着替えさせただけだけど。」


とシレッと答える汰一。

ええっ…!!


「汰一っ…!!!」


汰一の着ていたTシャツの胸ぐらを掴んで、今にも殴ろうとするナカ。
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