笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「汰一が看てるから俺は分かんねぇけど…まぁ、大丈夫なんじゃねぇ??」

「そっか…。」


ナカは大きく息を吐くと、スクッと立ち上がった。


「僕、ちょっと様子見て来ようかな。」

「おう。」


ナカが出て行ったリビングで1人しゃがみこんで頭を抱える。


マジで大変な修羅場だぜこの野郎…。
板挟みに俺までプラスされたぞ!!


これからは虹姫と仲睦まじく寄り添って頑張ろう、うん。

じゃなきゃ俺もうこの家で生きてけねぇ!!!


「うがーっ!!!」


汰一は何がしてぇんだっ!!!
ったくよー。


…コウだったら、こういうときどうすんのかな。


「はっ!!」


俺は何を考えてるーっ!!!


「うがーっ!!!」
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