笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
8時になり、都と別れてワンピースで寮、学校を出た。


編集長に呼ばれたのは、某スタジオ。

スタジオ近くで公園を見つけて、公衆トイレでワンピースから男物の服に着替え、カツラと伊達メを外した。


「おはようございまーす…。」


そっとドアを開けてスタジオに入って行く。


「おぉーっ、コウくん!!」


満面の笑みで腕を広げながらあたしに近付いてくる、スーツがよく似合うイケメンなおじ様。

年は30代半ば…かな??


「いやぁっ、待ってたよぉお。」


と言ってあたしを抱き締めようとする。

ちょっ、勘弁してよっ。


「編集長。」

「おっ。」
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