笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
そして、服を渡しながら、あたしの耳元で囁いた。


「レディースならMねっ。」

「っ!?」


思わず、あたしはオカメちゃんと距離をとる。


「アンタねぇ、この業界の人間ナメんじゃないわよ??」


マズイ…バレてる!!!


「こっちはもう何年も男の身体見てきてんのっ。 バレないとでも思ったの??」

「っ…。」

「まぁ、アンタにも何か事情があるだろうから、口は出さないわ。」


よ、よかった…。


「ただ言わせてもらうけど、アンタの考えじゃモデルとしてでは通用しないわよ!!」

「…はい。」


ってことは編集長も気付いてるはず…。
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