笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「へっ?!」

「チューとか男からするもんでしょっ。」


ナカ…。


「って、あっ!! もうすぐ下着いちゃうじゃん…。」

「本当だ。」


あたしたちは観覧車を降りた。


「観覧車も案外いいねーっ。」


と言って伸びをするナカ。


「うん。」


日も暮れてきて、確実にもう戻らないといけない時間だ。


「また来よっか、虹姫っ♪」

「うんっ!!」

「今度は観覧車のてっぺんでチューするっ。」

「え゙っ!?」

「あはっ♪」

「あはっじゃなくて~っ!!」

「決定だもんっ!! ねっ、虹姫っ☆」

「…!!!」



だけど、この約束が叶うことはなかった。
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