笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「コウ…くん??」


ドアを開けた主に背を向ける形で立っていたあたしは、そのまま顔だけを向けた格好になる。


「ま、マミ…。」


STARのメンバー…特にナカならまだしも…まぁ十分嫌だけど。

なんでよりによってマミ!?


「…。」

「…。」


長い沈黙が訪れる。

互いに1㎜たりとも動こうとはしない。
てゆーか動けない。


-パタンッ

マミが開けたままにしていたドアが閉まる音で、互いに我に返る。


「ま、マミ…。」

「お、女?? 変態?? 何なのっ!?」


我に返ったマミは一気に捲し立てる。


「しっ!! 外に聞こえる!!!」
< 223 / 633 >

この作品をシェア

pagetop