笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「懐かしいなー美希ちゃん。 そういえば、美希ちゃんの弟の“たいちゃん”によく遊んでもらったなー。」

「そうねー、本当にアンタたち仲良かったわ。」


と言い、ニヤニヤしながらあたしと汰一を見るお母さん。

…汰一??


あたしは汰一を見上げる。


「汰一…たいち…たい…たいちゃん…??」


北条 汰一…!!


「えっ、嘘。」

「お前気付いてなかったのか!?」

「雅樹さん、虹姫にそんなの求めたって無駄だろ。」


うわ、失礼じゃない!?


「って、本当にたいちゃんなの…?」

「あ? あぁ。 っつかいつまでもそんなあだ名で呼ぶな。」
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