笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「ねぇ、コウくん。」

「はい…??」


あたしは今両肩を捕まれて、大輔さんに壁に押し付けられた体勢になっている。


「コウちゃんって呼んだ方がいい??」


…早速すぎだよ…。


「なんでですか、まさかのホモですか??」


どうやらあたしも少しは抗体ができたみたい。

一筋縄なんかじゃいかないもんねーっ。


「しらを切るつもりならそれでも構わないよ。 でもね、俺らは必死にやってんの。 だからさ、ふざけた真似しないで??」


口調こそ優しいけれど、肩に籠る力はどんどん強くなっていく。


「痛っ…。」

「普通、男ならこのくらい耐えられる。」
< 270 / 633 >

この作品をシェア

pagetop