笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「…分かってる。」


どんな理由があるにしろ、そういう立場の人たちからしたら、あたしなんて遊び程度にしか見えないんだろうな…。


「アイツも分かってくれるはずだ。」

「…うん。」

「…帰るか。」

「汰一、もう仕事ないの??」

「あぁ。」

「じゃ、帰ろっか。」


それから寮に戻ったが、ナカの姿はなかった…―。

彰も、仕事らしく、寮にいなかった。


どうやらあたしは、徹底してナカに避けられているらしい…。


夕飯を汰一と2人で済ませ、お風呂も入って後は寝るだけというとき、ナカが帰ってきた。

時計は11時を指していた。
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