笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「お、お帰りなさい。」

「…。」


無視…。

汰一はお風呂に入っていて、ナカと2人だけの気まずい雰囲気が漂う。


「あの…さ、ナカ。 無視しないで…。」

「…。」


拗ねたようにプイッと顔を背けるナカ。


「これから一緒に仕事してくのに気まずいのも周りに迷惑かかるし…あたしも寂しい。」


これが、あたしの本心。


「寂しい??」


バカにしたように言い放つナカ。


「何それ、超自己中。」

「…そうだね。」


責められたって、しょうがないよね…。


「僕、虹姫がそんな人間だなんて思わなかったよ。 どうせ最初から僕のことなんてなんとも思ってなかったんでしょ??」
< 276 / 633 >

この作品をシェア

pagetop