笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「へ…。」

「いいか、虹姫。」

「な、何…。」


すっごい真顔だよ、汰一さん…!! ちょっと怖い…。


「…俺はお前以外、興味ねぇから。」

「…はい??」


何を急に…。
ってか顔が熱い…。


「…覚えておけ。」

「…分かった…。」


あたしが車から降りてドアを閉めると、そのまま車は走っていった。

どうやらこれからもう1つ仕事があるらしい。


人気があるって大変だなぁ…。


寮に戻ると、あいにく、ナカと2人きりだったから、早めに眠りについた。

そしてその日の夜、汰一は帰っては来なかった。
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