笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「私ね、汰一のことならなんでも知ってるの♪ 食べ物の好き嫌いももちろん、赤裸々エピソードだって知ってるわ♪」


なんで…??
元カノ…とか…??


「おい、リナ。 コウにあんま余計なこと吹き込んでんじゃねぇ。」

「「汰一。」」


咳をしながらあたしたちの会話に入ってきた汰一。


「汰一、大丈夫か??」

「あぁ、気にすんな。」


明らかに朝よりも辛そうになってるんだけど…。


「やだ、風邪?? 後で寮に生姜湯持ってこうか??」

「いい。 余計な心配すんじゃねぇ。」

「ちょっとー、やな言い方っ!! 私たちの仲じゃない、遠慮しないのっ!!」
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