笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「じゃ、STARとバック、それぞれ別れて練習開始ー。」


よし、やるぞっ!!

練習を始める。 けど、どことなくフラつく汰一が気になる。


汰一の体が大きくグラついたとき。


「汰一っ…!!!」


どこかでキャーッと悲鳴が上がる。

やだっ…!! 汰一っ…!!!


汰一が倒れた…。


「汰一!!」

「っ…!!」


あたしよりも、先に動いた人がいた。


「リサ…??」

「やだ汰一、熱あるじゃん…!!!」


膝の上に汰一の頭を乗せるリサ。


「っ…。」


それがあまりにも絵になっていて、あたしは声を発することさえできなかった。
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