笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
『も、もしもし…。』


虹姫…。

思わず、安堵の溜め息が出る。 無事と分かっていても、やっぱり声を聞くまでは安心しきれねぇな…。


「今大輔の所か…?」

『う、ん…。』

「…そうか。 残念ながら俺はこれから仕事だ。」

『そっか、いってらっしゃい…。』

「で、偶然にも明日は午後からOFFだ。」

『?? へー…。』

「明日、迎え行くから待ってろ。」

『…うんっ…。』


思わず笑みが零れる。

…が。


「虹姫ちゃん?! 私もお迎え行くっ。」


と脇でリサがほざき出した。


「黙ってろ、リサ。」


少し睨みを利かせる。
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