笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
-バシッ


バシ…??

その音と同時に、あたしの上から大輔が退いた。


「いってぇぇぇえぇえ!!」


と背中に手を当てて言う大輔。


「こんな時間から何やってんのよっ。 そういうことは夜中にラブホとかでやってよねっ。」


この声…もしかして…。


「って、あれ?? 虹姫??」

「ま、マミ…??」


な、なんで??

頭が付いていかないあたしは、ただ呆然としていた。


「なんで虹姫が…?? ってゆーか汰一は?? すでに浮気??」

「い、家出してきた…。」

「家出?!」

「う、うん…。」


いや、混乱してるのは分かるんだけど、それはあたしも同じでして…。
< 334 / 633 >

この作品をシェア

pagetop