笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
そのとき…


「抵抗すんじゃねぇぞ。」


そう言いながらリビングに入って来たのは、強面な男だった。

そんな男の腕には、首に刃物を突き付けられたマミ。


「マミっ…!!!」

「騒ぐな。」


どすの利いた低い声。 がっしりした体格。

戦って勝てそうな感じはない…。


そんなことを考えていると、玄関の方からもう1人男が来た。

こちらはいかつい顔はしているものの、1人目の男よりはがたいはよくない。


「お前も来てもらおうか。」


とその男は言う。


「!!!」


あたし…!?


「時間がない、行くぞ。」


そう言って、あたしに刃物を突き立てる、後から来た男。
< 342 / 633 >

この作品をシェア

pagetop