笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「おっと、抵抗なんかすんなよ??」

「「!!」」


ちょうど、あたしを自分の背に隠そうとしていた大輔の動きに気付いた男が、そう言う。


「男、そうだなぁ、俺たちがここを去って10分したら警察に通報していいぞ。」


つ、通報していいの?? 普通逆なんじゃ…。


「来い、女。」


とあたしを呼ぶ男。

あたしはおずおずと男に近づく。


「妙なこと考えんじゃねぇぞ?? この女2人の命はねぇぞ。」


とあたしとマミの首に刃物を突き付ける。

思わず息を飲む。


「わ、分かった…。」


コイツら、本気だ…。 目が…。
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