笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「んなの知るかよっ!!」

「…多分、そろそろ警察側も犯人の足取り、掴めると思う。 でも、何も連絡してこないのを見ると、犯人の目的が身代金じゃないことは確かだし…。」


俺は舌打ちをすると、ブツブツ呟く彰を放置して、トイレに向かうと、そのままトイレに籠った。


虹姫の無事がきちんと確認できないもどかしさから、イライラして…その苛立ちを、皆にぶつけてしまいそうだったから。


「虹姫…。」


そういえば、ケンカ…したまま、だったよな…。


「くそっ…。」


早く帰ってこい…虹姫…―!!
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