笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
も~…有り得ない…。

と思ってたら、今度は部屋のドアが開いた。


「あんらー、邪魔したかすら。」

「変な言い方しないでよ…。」


病室にやって来たお母さんに目撃された…。


「あ、汰一起こすんじゃないわよ。」

「なんで??」


今正に起こそうとしてたのに。


「アンタが家出してからと誘拐されていなかった数日、それから意識を失ってた2日間…とにかく、約1週間くらい、ろくに寝てなかったみたいだから。」

「嘘…。」


驚いて汰一の顔を見ると、コンシーラーで隠しきれていない黒い隈が、しっかりとできていた。

あたしに心配かけないように隠してたのかな、隈…。
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