笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「知るほどの人間では…。」

「多分、その私の気持ちに気付いてたから汰一は何も言わなかったのね。」


モヤモヤしたものがスーッと晴れていって、スッキリした。


「汰一ー…。」


皆が帰ってしまった後、暇になって、眠る汰一の頬をつついてみた。


「ん…。」


ありゃ、起きない。 もうなんだかんだ8時間寝てるよ。


「…ま、いっか。」


暇になったあたしは眠ることにして、汰一に抱き付いてみた。


汰一は起きることなくあたしを抱き締め直した。

元々抱き締められてたけど。


こうして寝てると、幸せだなぁって思う。

こうして寝るのが、あたしの癒し。

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