笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
汰一の気配を側に感じて、同時に嫌な予感がした。


「うわ!?」


目を隠していた両手の手首を捕まれる。


「ちょっ…何?!」


あたしの顔はきっと真っ赤だ…。


「意外と純粋。」


へー、と楽しんでる汰一。
目の前には鍛えられた素晴らしい汰一の体が。


「っ…。」


あたしはギュッと目をつぶる。

こういうの苦手…。


「俺に生意気な口聞く奴なんて珍しー。」


と言いながら、まじまじとあたしの顔を見る汰一。


「なっ…何よ…。」
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