笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
聞かれるな!!!
目を開くと、目の前に汰一のドアップ顔があった。
「た、汰一?!」
「っ…? はよ…。」
「あ、ゴメン…起こすつもりは…。」
「明日移動中に寝れるからいい。」
「そっすか…。」
汰一も多忙だよなぁ…。
「そういえば、ここどこ??」
「海の家的な建物の中。」
「そうなんだ…。」
一応備え付けのシャワーがあるこの建物。
近くのホテルから引っ張ってきてるらしい。
でも、敢えてなのかなんなのか、電気は通ってない。
「あたしシャワー浴びてくる…。」
「ん。」
汰一はもうシャワーを浴びてたみたいで、なんか有り得ないくらいラフな格好をしてた。