笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「してないの?!」

「え、うん。」

「あぁ~…。」


ダメだ。 ナカダメだ。


「あたしがまだ着替えてたらどうしてたの?!」

「別に普通に“あっ、ごめぇん”ってそれだけ♪」

「…!!」


あたし……どんどん女としての価値下がってる?!


「って、ナカ、なんで着物?? ってかさっきそれ汰一が着てたよね?」

「うんっ。 皆で回してみた☆」

「え?!」


じ、じゃあ汰一は今…何着てんの!?
まさかっ…猫耳執事ぃい!?

見たいっ!!!


「早くおいでよー。」

「今行くっ♪」


ノリノリでリビングに戻る。

汰一の猫耳執事っ♪
笑わないようにしよう…。


そう思いながら、リビングのドアを開ける。
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