笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「これ、俺のだからダメ。」

「た、たたたた汰一さん!?」

「ん?」


顔熱っ!!!


「お、降ろせーーーっ!!」

「拒否。」

「は?!」


意味が分からない!!! なんで拒否されなきゃいけないの?!

汰一はあたしを担いだまま汰一の部屋に入ると、後ろ手でドアと、鍵を、閉めてしまった。


「え…あの…汰一…??」


まだ夕方なんですが…。


「ん?」


ストンッとあたしを降ろして、あたしがしていたサングラスやネックレスを外していく。


「あたし夕飯作ってくるよ!! ね?!」

「んなの彰に任せろよ。」

「いやっ、でもね?!」


なんて言うあたしを、スッポリと自分の腕の中に収める汰一。
< 448 / 633 >

この作品をシェア

pagetop