笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
先週は本当に生理だった。
まずい、どーしよー!!


「お前は俺には敵わねぇよ。」

「敵うしっ!! 舐めんなバカ野郎ーっ。」

「あ゙?」

「ひぃっ。」


汰一の睨みは恐ろしい。 ってゆーか、普通彼女睨む?!

そうだよ、普通睨まないよ!!


もっとこう…甘えたりとかさ!!
大事にしてくれるもんじゃん!?

…って、あたしは十分大事にされてるのか…。


「隙だらけ。」

「へ?? …あ、あら??」


気付けば、ベッドの上に座ってた。


あたしが考え事してる間に??
ずるいでしょ!!


「虹姫、余裕そうだな?」


とベッドに片膝をついた汰一が、あたしと目線の高さを合わせながら言う。


「そ、そんなことないしっ!! ひゃっ…。」
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