笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
☆ナカ side☆


閉められた汰一の部屋のドアを眺めながら、ため息を溢す。


「ねぇ彰ぁ、もしかして拗ねてるー??」


と、ソファに膝を抱えてちょこんと座る彰に声をかける。


「…お前、わざとだろ??」

「わざとだけどー??」


彰がなんか黒い。
から僕も黒くなってやる。


「別にいいじゃんわざとでもー。 それとも、もしかして嫉妬ー??」

「っ、うるせー。」


『7073』はありがたいことに全部屋防音だから、ドアを閉めてしまえば他の部屋の音は何も聞こえない。


「うるさくないよ、未練タラタラなくせにー。」

「お前なぁ…!!」
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