笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「ニコニコしながらいちいち受け答えすんのかお前は。」

「する!!」


と即答すると、汰一は呆れたようにため息をついた。


「日が暮れるな、そりゃ。」

「日が暮れてもファンは大事だろ!!」


と言うと、またしてもため息。


「…とりあえず、場所変えるぞ。」

「…あ、あぁ。」


気付けば、好奇の目を向けられていた。



それから屋上に移動すると、先に口を開いたのは汰一だ。


「お前なぁ、場所考えろよ。」

「考えたもんっ!! 考えたけど…やっぱりファンは大事にしなきゃダメだよ!!」


と言うと、何度目が分からないため息。
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