笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「確かにファンは大事だ。 俺も大事にしてる。」


さっきのからはそうは思えないけど…。


「でもな、お前をあんな風に飛ばすようなファンはいらねぇよ。」


と言って、あたしのサングラスを外す。

…ヤバイ、変にドキドキする。


そんなあたしを余所に、汰一はあたしに目線を合わせた。


「…ケガとか、してねぇか?」

「っ、うんっ!!」


と大きく頷いて笑う。
と、自然と、汰一も優しい顔になる。


「…相手が男装ホストじゃな。」

「はぅっ!!!」


ご、ご最もだ…。
これじゃあ雰囲気もクソもないわ!!


「もう11時か…。 そろそろ行くか。」

「あぁ、うんっ。」


結局全然満喫できなかった…。
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