笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
うん、と返事をしようとした瞬間。

美希ちゃんの背後に良からぬモノを見つけてしまった。


「あ…。」


ヤバイ…無理!!

そう思って、慌てて美希ちゃんに背を向ける。


「虹姫ー??」

「は、はい…??」

「どしたの??」

「い、いや…その…。」


ゴメン、美希ちゃん!!
あたしは今そつちを振り向けないのです!!


「姉貴…?」


そう美希ちゃんの背後から声を発した人物。


「汰一ーっ、ひっさしぶりねぇ!!」


美希ちゃんが振り替えって満開の笑みを向けた相手は…もちろん汰一。

それもお風呂上がり。


「あぁ。」


なんていつも通り冷静に返す汰一。
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