笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「はいっ、お茶だけど。」

「ありがとうございます…。」


芳さんの楽屋に連れてこられたあたしは、なぜか芳さんにお茶を出されている。


「本っ当君って可愛いよね。」

「は…?!」


い、いきなり何をっ…!!


「俺ね、虹姫ちゃんが好きなんだよ。」


と言って、にっこり。

よ、読めない人だなぁ…。


「一生懸命なところが可愛いでしょ??」

「お、俺に言われても…。」

「ほーら、一生懸命。 男のフリすんの疲れない??」

「フリじゃないですからっ。」


ここは、一応男で通しておくべきだよね。


「まぁなんでもいいけどね。」
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