笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「っ??」

「照れちゃって可愛いー。」

「止めてください……。」


恥ずかしいし…。


「あはは。」


と芳さんは小さく笑った。

もう…この人は…。


「やっと雰囲気柔らかくなったね。」

「え…。」

「すんごい警戒してますオーラすごかったんだもん。」

「そっ、そんなにですか…。」

「うん。」


なんか申し訳ない…。


「俺は本気で……君が欲しいだけだから。」


ガシャッと、食器の音が響いたかと思うと、立ち上がった芳さんに顎を捕まれていた。


「芳さっ…?!」

「俺ね、欲しいものは手に入れなきゃ気が済まないの。」
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