笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「じゃあね、虹姫ちゃん。」

「ありがとう、芳さん。」


寮に送ってもらって、車を降りながらお礼を言う。


「いいえ。 誘ったのは俺だし。 これぐらい当然。」

「あははは…。」

「そうそう、俺の車に乗せたのは、男女共に虹姫ちゃんが初めてだよ。」

「!!」


思わず顔に熱が集まってくる。


「くっ…ふははっ、ゴメンね、困らせて。 おやすみ。」

「あ、おやすみ…。」


車が走り去った後、急いで寮に戻る。

まずいっ、もう10時くらいになる!!
さすがにヤバイよ~!!


「ただいまぁあ!!!」


ダッシュで部屋に駆け込むと、思いもよらぬ人が仁王立ちしていた。
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