笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「今日は、帰ります。」

「…バラしちゃうよ??」


あたしは静かに首を振った。


「芳さんはそんなことできない。 今までだってそう言いながら、バラそうって素振りそらなかったもん。」

「俺、虹姫ちゃんが思ってるほど、いい人じゃないよ。」

「…大丈夫。」


あたしは芳さんを信じるよ。


「…芳さんをちゃんと愛してくれる人は、どこかに必ずいるから。」


それはあたしじゃない。
芳さんだって分かってるはず…。


「芳さん、写真をください。」

「……君って本当に汰一さんが好きなんだね。」

「へっ…。」

「汰一さんのことになると、態度全然違うよ。」
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