笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「じゃあどうしろって言うの!?」

「そんなの知らないわよ!! でも、アンタを応援してくれてたファンはどうなるのよ!!」

「!!」


ファンの皆…。


「…宣言してしまったものはしょうがないわ。 もう、後には退けないもの。」


あたし…バカなこと、したのかなぁ…。


「虹姫、アンタはもう学校…寮に戻りなさい。 陰山には話、通しておくから。」

「…分かった。」


その後のことはよく覚えてない。


全部を失ってしまった気分で。

がむしゃらに走ってきた10ヶ月の軽さを実感していた。


まだ、デビューしてから10ヶ月しか経ってなかったんだね。
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