笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
汰一に続いて行くと、個室に移されたらしい彰が、ベッドに横たわっていた。


「彰っ…!!」


涙が溢れて止まらない。
怖かった…。


「…声をかけてあげてください。」


と、先生らしき人が言う。


「恐らく、明日朝までもたないかと…。」

「そんなっ…!! ちゃんと適切な処置したの!? 彰が死ぬなんてっ…そんなはずないじゃん!!」


と先生らしき人の襟を掴んで言う。


「落ち着け、虹姫。」

「っ…汰一…。」

「…声、かけてやれ。」

「っ…う、ん…。」


そっと彰の手を握る。

温かい…。
この温かさが消えるなんて嫌だよ…。
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