笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
とそのとき、心拍数を図っていた機械の音が、嫌な音に変わる。


嘘っ…。
嫌っ…嫌…!!!


「彰ぁあ!!!」


どうすることもできなくて、汰一にすがろうと、彰の手を握ったまま汰一を振り返る。

すると、目の前が赤く……赤く??


目の前には赤のボードに白い文字…。


「ドッキ…リ、大成…功…?? …は?!」


思わず涙が止まる。
ってゆーか引っ込んだわ!!


「『ドッキリ大成功』!?」


汰一とナカの顔を見ると、いたずらっ子のように笑っていた。


「そういうこと☆」


と言って、あたしを後ろから抱き締める腕。
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