笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
ナカ様だぁぁあ。


「さぁてとっ♪」


ナカは大きな通りに出ると、不意に右手を挙げた。


「ナカ…??」

「何ぃ~??」

「帰らないの?」

「帰るよ??」

「電車じゃ…。」


あたしたちの目の前に、1台のタクシーが止まった。

あたしをタクシーに乗せると、続いて乗り込むナカ。


「え~…早水(ハヤミ)学園高校まで。」

「あれっ、STARのナカくん!?」

「はいっ♪」


タクシーの運転手さんに声かけられてる!?
超有名な売れっ子アイドルはやっぱ違うな~…。


「分かった?? 僕らは電車になんて乗れないのっ。」

「たいへんだな…。」
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