笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
ナカに背負われて寮に戻ると、汰一がすでにいた。


「お前ら…。」


汰一はあたしたちを見てあんぐり口を開ける。


「あ、足捻っちゃって…。」


あたしはフォローのつもりでそう言う。
まぁ、嘘ではないしね…??


「はぁ?? 捻った??」


とあたしをジロッと見る汰一。

あたしは頷きながら捻った方の足を出す。


「ここに座れ。」


ってソファを指差す汰一。

あたしはナカの背中から降りて、ケンケンをしながらソファまで行くとソファに座った。


「足を出せ。」


あたしは履いていた靴下を脱ぐと足を出した。


「うわっ…!!」
< 86 / 633 >

この作品をシェア

pagetop