笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「どこ連れて行くのっ!?」

「…医務室だけど。 ここの学校、夜もやってるし。」


医務室ですか…。


「お前こそ何ムキになってんだ??」


と汰一が冷静に返す。

その言葉に、ナカが肩を揺らす。


「ムキになんかなってないっ!!」


と言うと、ナカは自室に戻ってしまった。


「行くぞ。」

「いや、でもっ…。」

「何?」

「自分で歩くからっ!!」

「…無茶すんな。 こっちが迷惑だ。」

「!!」


そう言われたらどうすることもできなくて…あたしはただ黙った。


「もっと自分を大事にしろ。」

「…はい。」
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