たった一人の親友へ〜another story〜
あの日
さなと会ってから
俺は前よりも彼女に固執するようになっていた
隆也先輩といるさなに嫉妬して
みっともないけど
さなを俺だけのものにしたかった
さなの全てが欲しくて
でも一線を越えると
きっと歯止めなんてきかなくなるから
正直怖いんだ
さなといると自分が自分でなくなるみたいで
ゆいといる時はそんな汚い欲望なんて生まれなかったのに
正直疲れてた
自分自身にも
この終点のない気持ちにも
ゆいはおれの唯一の終着点だったんだよ
さなといるとすごく安心して
自分が自分でいられるけど
同時に
見たくない自分が見えてきて
そんな自分にうんざりして
ずっと苦しかったんだ
さなと会ってから
俺は前よりも彼女に固執するようになっていた
隆也先輩といるさなに嫉妬して
みっともないけど
さなを俺だけのものにしたかった
さなの全てが欲しくて
でも一線を越えると
きっと歯止めなんてきかなくなるから
正直怖いんだ
さなといると自分が自分でなくなるみたいで
ゆいといる時はそんな汚い欲望なんて生まれなかったのに
正直疲れてた
自分自身にも
この終点のない気持ちにも
ゆいはおれの唯一の終着点だったんだよ
さなといるとすごく安心して
自分が自分でいられるけど
同時に
見たくない自分が見えてきて
そんな自分にうんざりして
ずっと苦しかったんだ