たった一人の親友へ〜another story〜
その日


俺はゆいに直接的な答えは伝えなかった




本人に伝える前に


俺はこの気持ちを伝えなければならない人がいる




もう迷わない


ゆいとやり直すって決めた時点で


俺はもう迷うことも


選択することも


君を想うことも


愛することも




許されないんだから




なぁさな


俺達の出会いの意味って何だったんだろう


結局支えあった分傷付けて


近すぎて


遠すぎて




もしこの出会いに意味があるなら教えてほしいんだ


君の笑顔


君の泣き顔


君の怒った顔


君の傷ついた顔


君の瞳


君の温かい手


何より


君という存在が


いつも俺を狂わせる




好きで


大好きで


大事すぎて


触れる勇気すらないから




俺じゃ君を幸せにできない


君じゃ俺を幸せにできない


不幸になるだけの恋なんて


しないほうがましだよな?


なぁ?


さな
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